県内の中小企業動向調査結果(10月期)を掲載しました
中小企業動向調査は県内中小企業1,000社を対象に3カ月毎に実施しており、今般、平成27年10月期の調査結果を取りまとめましたので、お知らせいたします。
1.調査対象
県内中小企業1,000社 回答数284社(回答率28.4%)
2.調査項目
(1)平成27年10月期の経営状況(売上高、収益、景況感、在庫)
(2)経営上の問題点(現在直面している問題点・今後重視する経営課題)
(3)北陸新幹線開業が経営に与えた影響
(4)最近の金融情勢(取引金融機関の融資姿勢・資金繰りが苦しくなった場合の対応)
(5)労働力の状況
(6)政府、行政への要望事項
3.調査結果の主な概要
<平成27年10月期の経営状況>
前年同月と比較した実績について、「好転」から「悪化」の割合を差し引いたDI値は、売上、収益、景況感の3項目で前回調査(平成27年7月期)より悪化した。一方、「在庫」は+8.5となり、前回調査より9.0ポイント改善している。
また、今後の見通しについても、売上、収益、景況感の3項目のDI値で前回調査より悪化している。一方、「在庫」は+10.6となり、前回調査より1.9ポイント改善している。
<北陸新幹線開業が経営に与えた影響>
北陸新幹線開業が経営に与えた影響について調査したところ、「良い影響があった」と回答した企業は9.5%、「影響はない」が75.0%、「悪い影響があった」が4.2%、「分からない」が10.9%であった。「良い影響があった」とする理由としては、「観光客増加に伴う売上増加」、「「首都圏との取引・商談の活発化」等が挙げられた。また、「悪い影響があった」とする理由については、「開業後の建設工事の減少」等が挙げられた。